ケンカはハイリスク・ローリターン。「確かめる」が大事

こんにちは、仙台の結婚相談所マリッジコネクトです(^^)/。

カップルや夫婦で、ただ相手が「これはイヤだ」と言っただけで
なんだか無性にイラっと来ること、ありますよね。

いつもなら「そうなの?ごめんね」と素直に謝れる人でも
その時の状況によってイライラが止まらず
「は!?お前ふざけんなよ!わがまま言うな!」と
強く言ってしまうこともあります。

その結果、ほんの些細なことから
大喧嘩に発展し、一生の別れになってしまうことも
充分考えられます。

これは、一体なぜなのでしょうか。

仕事の多忙、悩みごと、様々な理由がありますが
結論から言うと【自己防衛】しているからです。

では、なぜ自己防衛してしまうのか。
ツイートの内容をもとに解説していきます。

●「相手が怒っているとき=ケンカを売ってくる」という、ゆがんだ認知
●ケンカを利用して得られるメリット
●純粋に事実を見て受け入れることで、我慢しないコミュニケーションが取れる

●「相手が怒っているとき=ケンカを売ってくる」という、ゆがんだ認知

相手が"怒る"という行動をとるとき、
たいていの場合の理由は

・傷つくことをされた、言われた
・悪い意味で予想外のことがあった
・都合が悪いふるまいをされた
・自分をないがしろにされたように感じた
・「相手に我慢させていた」ことがわかり、
そんな遠慮しないでほしい、とショックを受けた
こんなところが多いでしょう。
そして、そんな行動を"怒り"として
突発的に表面に現れてしまいます。

そもそも"怒り"の原因は"さみしさ・悲しさ・辛さ"という
弱くてもろい感情を守るために、わざと強く見せる反応と言えます。
つまり、"怒り"は「私は、こんなことが嫌だと感じています」という
主張の一つです。

そして、その相手の怒りを"攻撃"と捉えてしまうあなたも
相手と同じように「弱さゆえに反撃」している、と考えられます。

だから"怒る"という行動自体は「主張」であって
"ケンカをしたい"という意思表示とは別物です。

これを学生に例えると
授業中、うるさい生徒に「静かにして!」と注意しただけで
「お?お前ケンカ売ってんのか?」と
食ってかかってくる不良生徒と同じということ。

静かにしてほしいと言った=ケンカを売っている

こんな風に考えると、自分のゆがんでいると気づきます。
それが、大人になるとケンカは減り、自分の気持ちを
押し殺しながら仕事をする場面が多くなります。

すると、無意識に自分の意見を認めてほしい、
正しいと認めてほしいという本来の欲求が錯乱し
【反論する相手=ケンカを売っている】
という全く関係のないところで結ばれてしまいやすくなります。

特に、長期間交際しているカップルや夫婦は
口論やケンカは、こうしたお互いの弱さの押し付け合いで
怒ってしまうことが多々あります。

特に、「相手が怒っているとき=ケンカを売ってくる」と
据えている人は、被害者意識が強い傾向があります。

被害者意識が強い人の特徴は以下です。

・自分にとって喧嘩するといいことがある
・相手を思い通りに支配したい
・プライド高い
・臆病な傾向
・図星
基本的に「自分がせっかくやってあげたのに」という優しさであり
ある意味での自己満足と上下関係を作り出していること、
「隠していたのに、あっさり本心を見抜かれて恥ずかしくなった」
というプライドの高さから、カチンとくることが多いようです。

だから、喧嘩をすることで下に見ていた相手を言い負かしたり、
うまくいかずにイライラしていることを「お前のせいだ!」と
暴れることがあります。(相手が100%悪い、という場合はほとんどない)

もしも、ここに正しい対応があるとするならば
「なにが嫌だったの?」「どこが気に障った?」と
直球で相手に質問することくらいだと思います。

そうすれば、初期段階なら「~と感じて、ついイラっと来てしまった」など
理由を話して、お互いが納得できる解決方法を見つけることができるはずです。

人間関係は、すべて"相手ありき"です。
とはいえ、何でもかんでも我慢することは
「我慢しか知らない子供です。だから察して、傷つけないで」と
主張しているようなもの。

これでは自立した大人とは言えません。
【プライドが高くなった、大きな5歳児】です。

これを読んでいるあなたは、結婚を望んでいる1人の大人なはずです。
相手も自分のことも"自分の意思がある大人"と認めていれば
「自分と相手は違う人間だから、きちんと伝える必要がある」と
わかっていれば、「どうして怒っているの?○○だから?」と
自然と聞くことができてくるはずです。

●ケンカを利用して得られるメリット

上記で例に出した生徒のように、喧嘩をすることで得られるメリットがあります。

・自分の意見を認めるまで。相手を攻め続けられる

・力(権力、立場など)で脅し、負けを認めさせる

・「こうなったのはお前のせいだ」と責任を押し付けられる

「自分は被害者である」という主張がしやすくなる、
ということが大きなメリットです。

発言しているとき、しばらくたつと「自分も悪かったな...」と
反省する人がほとんどです。

夫婦・カップル間のたまにのケンカは、お互いを知るきっかけにもなりますが
"ケンカ"そのものがもたらしてくれるメリットは少なすぎます。
けんかっ早い人は、メリット・デメリットを書き出してみてください。

ただのケンカは、

ハイコスト(体力・気力・時間の消耗)
ローリターン(その一瞬の責任を取らなくていい、相手より上にたてる)

という、非効率的なことだと気づきます。

だから、「話し合い(なぜ嫌だったのか?)」ができることは
比較的時間もかからず、建設的で、安定した信頼関係を築くうえで
とても賢い対応だと思います。

5分の話し合いを、1時間のケンカにしたいのか?
よく考えておきたいですね。(自戒w)

●純粋に事実を見て受け入れることで、我慢しないコミュニケーションが取れる

ではなぜ、被害者意識や 怒り=ケンカ というゆがんだ認識になってしまうのか。
これは、「事実を脚色しているから」です。

多くの場合、好きな人が怒っていたら「なにしたの?/私なにかした?」と
気になります。
わからないから、素直に聞きます。

しかし、ここで「え!?なに怒ってんの!?」と
自分も攻撃的になってしまうのは
【事実に自分の感情を交えてしまう】ため、とっさに
防衛態勢に入るからです。

これは、気が利く・賢い人ほど陥りやすいのですが
「この人は怒っている。きっと自分のこの発言が原因かも。
でも自分は悪くない。だってそう思ったんだもん。怒らないで!」
というような"先読み"が過ぎてしまうことが原因です。

先読みができてしまう、ということは、相手の感情の変化に敏感です。
これが自然とできてしまう人が気をつけたいことは、

「あなたの先読みは、本当に100%あっていますか?」ということ。

あくまでも、それはあなたの先読みという"予想・仮説"であって
相手の本心とは全く関係ありません。

だから、「どうしてそう言うの?」という意識のすり合わせが
必要なのです。

相手の気持ちを想像できることは、相手への思いやりを優先している
優しい人でもあります。

そこで「あなたはどう思っている?」ということに注目すると
自分も相手もストレスを我慢せず、素直に気持ちを話せる機会にかわります。

ちょっとした意識のすれ違いは、本当によくあることです。
「どうして?」という疑問は、「あなたに興味があります」という
意思表示にもなるので
結婚を見据えてお付き合いしている人は、ぜひこの

「自分の先読みを勝手に押し付けてしまうことが多い」
「相手の怒り=ケンカを売っている」

という思考癖があるということを認め、
「なぜそうなのか?」をきちんと見ることを心がけてみてください。

きっと、今よりもっと相手のことを知ることができるはずです。

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(※2020年9月 日本マーケティングリサーチ機構調べ )

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